ヨーロッパでは現在コロナウイルスの感染拡大を防ぐため外出制限措置がとられています。
そして家でできる気分転換として、みんなお菓子やパンを作るので小麦粉やイースト菌が手に入りづらくなってます。
なので私の家ではサワードウ(ライ麦粉を発酵させて作るパン種)を培養させてイースト菌の代わりにしてパンを焼きました。
フラックスシードや松の実なんかも入れて焼くので香ばしくて、噛みしめるたびにうまみが感じられて美味しいです。
ところで、培養は英語でcultivateとかcultureというんですが、語源はcultus(耕す)に由来します。文化のカルチャーもこれが語源です。
土を柔らかくして畑を耕し、植物を育てるのもカルチャー。社会で人々と交わりながら考え方や生き方を育てるのもカルチャー。
瓶のなかで発酵が進んで培養されていくサワードウのパン種を見ていると、小さな世界を育てているような気分になってきます。
自分だけの世界を妄想してみるのも面白いですよ。
紙にメモを描きだしてみるだけでいい。
紫色の明るい夜の街、静かで甘い香り、水晶の家、ちょっとバカっぽい可愛い犬。
そういう時間を楽しむのも今外出を控える必要がある今だからこそ、楽しめる時かもしれません。
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